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そうだ!石で壁に字を書いてみよう。そうすればきっと通じ合えるよ。
やったー!よく分からないけど、星の石だけは持てるんだ。
「し‧よ‧く‧だ‧い‧き‧り……?お前、あいつをどうしたんだ!?」
あれ?なんでその方向に考えるの?確かに心配してくれるのは嬉しいけど……
うん、ちょっと複雑な気持ちだ……
あと石で文字を書くのはちょっと書きにくいね。字が乱れてる。
それで、また上に字を書いた。
「『僕が燭台切』……はぁ?ふざけるな!お前は……え?いや、ありえないだろう……」
どうやら長谷部くんも混乱しているようだ。そうだね。僕も最初はびっくりしたよ。
でもおかげで君を見つけられて良かった。
「じゃ一つ聞かせろ。今日の夕食はなんだ?」
壁に「カレー」の文字が刻まれた。
「うん。お前は本物の燭台切光忠だ。認めざるを得ない。」
これはなんの基準だろう?長谷部くん?
よく分からないけど……分かってくれてありがとう。
でもやっぱりちょっと複雑かな
「お前はどうしてこんな……って聞いても返事ができないか。
まずはここから出ないとな。お前、出口がどこか分かるか?」
壁に「〇」と刻まれた。
「ってことは、お前は分かるんだな。連れて行ってくれ」
僕は手に取った星の石を渡した。
「……なんだこれは? これは重いだろ……え?重くない。」
僕も一緒に星の石を持ってるからね。




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