top of page

そうだ!石で壁に字を書いてみよう。そうすればきっと通じ合えるよ。

やったー!よく分からないけど、星の石だけは持てるんだ。

 

「し‧よ‧く‧だ‧い‧き‧り……?お前、あいつをどうしたんだ!?」

あれ?なんでその方向に考えるの?確かに心配してくれるのは嬉しいけど……

うん、ちょっと複雑な気持ちだ……

 

あと石で文字を書くのはちょっと書きにくいね。字が乱れてる。

 

それで、また上に字を書いた。

 

「『僕が燭台切』……はぁ?ふざけるな!お前は……え?いや、ありえないだろう……」

どうやら長谷部くんも混乱しているようだ。そうだね。僕も最初はびっくりしたよ。

でもおかげで君を見つけられて良かった。

 

「じゃ一つ聞かせろ。今日の夕食はなんだ?」

壁に「カレー」の文字が刻まれた。

 

「うん。お前は本物の燭台切光忠だ。認めざるを得ない。」

 

これはなんの基準だろう?長谷部くん?

よく分からないけど……分かってくれてありがとう。

でもやっぱりちょっと複雑かな

 

「お前はどうしてこんな……って聞いても返事ができないか。

まずはここから出ないとな。お前、出口がどこか分かるか?」

 

 

 

壁に「〇」と刻まれた。

 

「ってことは、お前は分かるんだな。連れて行ってくれ」

 

僕は手に取った星の石を渡した。

「……なんだこれは? これは重いだろ……え?重くない。」

 

僕も一緒に星の石を持ってるからね。

a390946627aa4ec536e63ab44b8f6d04.png
415f289b2c4f0e178bd349c161ca209b.png
05f10d18682a8ed07843d2cb40ead830.png
c961a6679aaff64d778fb65eb5ec06c2.png
bottom of page