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一番手前の部屋に入ると、籠いっぱいの栗、山積みのツナ缶、あつあつのおでんが置いてありました。
「いい匂いだね」
「うまそうだな」
長谷部くんは栗に手を伸ばしました。その瞬間。
「痛い!」
長谷部くんの指に刀傷ができていたのです。
「どういうことだ?」
「もしかして、この食べ物、魔法で変身させられた刀なんじゃ……?」
二人は震えあがりました。
「そういえば、あの手紙に続きがあったぞ」
長谷部くんは、はっとして審神者からの手紙を取り出しました。
魔剣ナゾトキは、
「ふん、一期一振? 贅沢な名前だねえ。今からお前の名前はイチゴだ!」
と言って、一期一振を「いちご」に変えてしまいました。
同じように、小豆長光は「あずき」に変えられていました。
でも、「栗」、「ツナ」、「おでん」が誰かわからないのです。
「ふん、簡単な謎だな」
「僕もわかったよ」
「栗は、伽羅ちゃんだ!」
「ツナは、鬼丸国綱だな!」
魔剣ナゾトキは、
大倶利伽羅から「おお」と「から」を、鬼丸国綱から「おにまるくに」を奪ったのです。
謎を解かれた大倶利伽羅と鬼丸国綱は元に戻りました。
「しかし、最後の『おでん』は誰だ?」
(問1)魔法で「おでん」に変身させられた刀剣男士は次のうち、どれ?
助手「答えが決まったら、名前をタップしてね」
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