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突き当りの部屋は、乱藤四郎が2振りいるはずですが、何やら、言い争っている声が聞こえてきます。
「3人分の声がするよ」
「もしや、また偽物がいるんじゃないか…?」
二人が部屋へ入ると、そこには乱藤四郎が3振りいました。やっぱり輪になって口論しているようです。
「おい、お前たち喧嘩はやめろ!」
「偽物なら、僕たちが見つけてあげるから」
「偽物? そんなの関係ないよ。ぜったいボクの方が可愛い!」
「色が似合ってないよ。ぜんぜん主さんの趣味じゃなーい」
「そこのボクは誰かに合わせてるの? 自分のカワイイを楽しまなきゃ」
3振りの乱藤四郎は一斉にふんと鼻を鳴らし、そっぽを向いてしまいました。
「これは話にならないな……」
「さすが乱くんだね」
二人が話を聞いたところ、
3振りのうち1振りは、名前の3文字を盗まれた上に、「乱藤四郎」に変えられてしまった、別の刀剣男士でした。
おまけに、乱の偽物である彼は、「口に出した言葉がすべて嘘になってしまう」魔法をかけられたらしいのです。
「偽物は、俺たちが必ず見つけ出してやろう!」
「たとえ乱くんが全く気にしていないとしてもね!」
(問4)嘘をついているのは?
助手の聞き取りメモ
・赤いリボンをつけている乱藤四郎
「青いピンのボクは乱藤四郎じゃないよ」
・黄色いカチューシャをつけている乱藤四郎
「赤いリボンのボクは乱藤四郎だよ」
・青いピンをつけている乱藤四郎
「ボクは乱藤四郎だよ」
助手「乱藤四郎たちの台詞をよく見てみよう。本物が2人、嘘つきが1人いるよ」
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