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 ナゾトキはにやりとすると、

と叫び、煙のように消えてしまいました。

 残されたのは、またもや鉄の破片です。長谷部くんが拾い上げると、そこには
「蜀」
と刻まれていました。

 

(これは…!)

 

 長谷部くんは今までに拾った鉄の破片も取り出し、床に並べました。

「火」、「蜀」、「ム」、「口」

 

「組み合わせると……『燭台』かな」
助手がぽつりと呟き、そして数秒ののち目を見開きました。

「燭台切!」
長谷部くんは助手の手を握って言いました。
「さっきはつまらないことで怒ってすまなかった。これからもよろしく頼む」

助手――燭台切は微笑みました。
「もちろんさ、長谷部くん」​

​好きな終わり方を選んでください。

5つは無事に終われますが、1つはハズレ、別の事件に巻き込まれてしまうようです!

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